平成30年間の制服の進化をみてみよう

聞いて納得!仕事と制服の関係性

職場に制服があると毎日のコーディネートに悩むことや経済的な負担はなくなりますが、制服は会社の看板でもあるのでちょっとしたことが大きなトラブルになってしまうことも…。社会人としてのマナーを守り、自覚を持って行動するようにしましょう。

まだまだ進化中、これからの制服事情

まだまだ進化中、これからの制服事情

快適になっている

制服に対してどのようなイメージを持っていますか?「重い」「動きにくい」と思っている人も多いかもしれませんが、最近の制服は動きやすく、長時間着用しても負担が少ないものが多くなっています。
また、さまざまな用途に合わせて機能性を重視した制服も作られるようになりました。たとえば胸ポケット。たくさん収納できるだけでなく、取り出しやすいようになっていたりペンのインクが染みにくい生地を使用したりなど使い勝手がいいように工夫されています。
さらに、着替えのときにお化粧が崩れないように脱ぎやすくなっていたり、忙しくてもきちんと見えるようにスカーフがワンタッチで装着できるようになっていたりと働く女性に嬉しい機能も登場しています。

デザインも一新

事務服といえば暗い色味でダサいものが多かったのですが、今は華やかな色柄物や可愛いもの、デザインがおしゃれなものなど女性の声を反映したデザインのものが多くなっています。「この会社の制服を着てみたい!」と制服をきっかけに応募者が増えることもあるので、会社側もこれまでのイメージを払拭するようなデザインの制服を導入しているのかもしれませんね。

お手入れも簡単に!

これまでの制服は素材がデリケートだったので家で洗濯ができずクリーニングに出すのが一般的でした。しかし、クリーニングに出すとなるとコストがかかり、洗い替えの制服も必要で非常に面倒くさかった…。ですが、最近の制服は自宅で簡単にお手入れができるようになったんです!
ほこりやチリがつきにくく、ついてもすぐに落ちる素材、制電・防汚加工が施された素材、など新素材の生地も開発されているので、汚してしまう心配や不安は昔ほどありません。もし汚れても、家庭用の洗濯機でも洗濯が可能でアイロンも不要な素材の制服が登場し、昔よりもずっと扱いやすくなりました。

時代によって制服も変化している

日本独自の文化である制服は平成30年間を通してどのように変化してきたのでしょうか。
潤沢な予算があったバブル期は制服にかなりの予算をかけていたのでデザイナーがオリジナルでデザインしたものや流行を取り入れたものが主流でしたが、景気が悪化すると経費削減の一環として制服を廃止するところも…。
就職氷河期以降は制服が見直されるようになり、デザインや機能性だけでなく社員の意見を反映した制服が多く登場しました。今後は、制服は支給や貸与されるものではなく、「仕事用の服」として、より個人の好みや体形に合わせたオーダーメイドのものになっていくことでしょう。